【Ninja ZX-25Rツーリング】東京九州フェリーを予約して九州へ!

こんにちは!
たくです。
2021年7月に横須賀・福岡間をつなぐフェリーの新航路が就航しました。
新しい船に乗り、愛車のカワサキZX-25Rと一緒に九州ツーリングをしてきましたので、フェリーの予約から下船までの様子をお伝えします!
東京九州フェリーとは
東京九州フェリーは、神奈川県の横須賀港と福岡県の新門司港をつなぐフェリーです。
その名称から東京に港があるのかと思いきや、横須賀なんですね。
今回の僕の旅では、片道バイクの料金も合わせて24,000円でした。
ちょっと高いですが、愛車で九州ツーリングができること、充実した船内設備を考えると、妥当な値段かなと思います。

以下、フェリーに関する情報です。
- 航路 :横須賀港(神奈川県)ー新門司港(福岡県)
- 就航日 :2021年7月1日
- 船名 :「はまゆう」「それいゆ」(2隻で運行)
- 航海時間 :約21時間(上下線ともに、24時前に出港、翌21時頃着港)
- スケジュール :日曜以外の週6日、毎日1便運行
- 客室代 :12,000円(今回利用した「ツーリストA」の料金。時期や部屋のグレードによって異なります。)
- バイク乗船代 :12,000円(時期や排気量によって異なります)
- 他航路との違い:船が新しく船内設備も充実、関東・九州を直行でつなぐので早い
- 運営会社 :東京九州フェリー株式会社(国内や韓国などのフェリー航路を運営するSHKグループの1社)
チケット代などの詳細は、以下の公式のWebページをご覧ください。
https://tqf.co.jp/
チケットの買い方
予約(インターネットから)
予約をせずに乗船日当日に窓口で購入することもできるかもしれませんが、客室・車両の制限がありますので、事前に予約をします。
出発の2ヶ月前から予約を受け付けているようなので、予定が決まっているのであれば早めに予約するのがいいかもしれませんね。
予約方法は「インターネット」または「電話・ターミナル窓口」の2つです。
僕は、インターネットから予約をしました。
インターネット予約の場合、一度利用者登録(無料)を行い、マイページから予約をします。2回目以降は登録した情報を使って予約できます。
※僕は、この予約ページについて、使い勝手がいいとは思えません。。。「使えない・使いにくい」とまでは言いませんが、最近の他のシステムの使い勝手がいいだけに、ちょっと戸惑った部分もありました。
インターネットでのチケット予約・購入に慣れていない方は分かりづらいかもしれませんので、電話予約がいいかもです。
※僕は、一度電話でも予約をしましたが、電話対応をしてくださった方は親切で、1分くらいで予約できましたよ。
※フェリーは天候の影響を受けやすく、台風が来たときなどは欠航になります。事前に悪天候が予想される場合は、前日に電話で確認をするといいでしょう。
実は、今回乗ろうと思っていた便が一度台風の影響で欠航になってしまったんです。
その時は、前日に窓口の方に電話で、いつごろに欠航の判断がされるのかを確認しました。
電話をした時点では残念ながら欠航は未定だったのですが、ご丁寧に、その後折り返し電話で連絡をいただきました。
支払い
予約方法によって、支払い方法の選択肢が少し変わります。
- インターネット予約の場合 → コンビニ払い、銀行・ATM払い、クレジットカード決済のいずれか
- 電話または窓口予約の場合 → コンビニ払い、銀行・ATM払い、窓口購入のいずれか
僕はクレジットカードで支払いました。
インターネット予約の場合、予約完了後に、期限までに支払いを完了しなければ自動キャンセルになってしまうので注意が必要です。
当日の受付(港のフェリーターミナルにて)
船内で客室に入るためのチケットを発行するために、窓口で受付をします。
(受付をして乗船・客室への入室・下船の際に必要なバーコードのキーが印字されたチケットをもらうのですが、事前に手続きをするとスマホの画面にバーコードを表示させれば当日受付はしなくてもいいみたいです。フェリーに乗った後に気づきました)
予約完了時のメールに、「出港の60分前までに港にお越しください」と書いてあるので、ある程度余裕を持って家を出発しました。
出港が24時前なので、22時半ごろの到着予定で家を出ました。夜遅いこともあってか、東京から横須賀港までの道は、以前昼間にツーリングをした時よりもだいぶスムーズに進むことができ、予定より少し早く港に到着。
広々とした港にポツンと新しいターミナルが建っています。

窓口は空いていて、待ち時間合わせて3分ほどでチケット受け取り完了しました。受付時に、乗船開始予定時刻を教えてくれるので、それまではターミナルでくつろいだり港周辺を散歩したりバイクの写真を撮ったりして時間をつぶしました。


乗船時間になると、チケットを確認して順番に乗り込みます。
係員の方の誘導に従って、決められた場所にバイクを停めます。公開中にバイクが動かないよう、ハンドルロックをしてローギアにいれておきます。

船内での過ごし方(船内設備について)
2021年の7月に就航したばかりとあって、船内はとても綺麗で感動しました!
以下、船内の施設です。とても充実しています。
- 客室:ツーリストA、ツーリストS、ステート、ステートウィズペット、デラックスの4種類
- 売店:飲食物・お土産など
- フロント
- 自動販売機:飲み物、酒類、カップ麺 ※隣に給湯設備もありました
- ロッカー
- エレベーター
- トイレ:各階にありました
- ロビー:大型テレビと椅子、テーブルなどがありました
- レストラン
- 屋外BBQ場
- テラスルーム
- 大浴場
- 映画・プラネタリウムルーム
- カラオケルーム
- フィットネスルーム
- デッキ
- 喫煙ルーム
テレビと椅子が並んだロビー 窓際にあるくつろぎスペース 飲み物とカップ麺の自動販売機 奥には酒類の自販機。手前にはカップ麺用の給湯設備
客室の入り口。オートロックで、バーコードをかざすと解錠することができる。 カラオケルーム。コロナ対策で利用できなかった。 フィットネスルーム。コロナの感染対策で利用できなかった。 売店とフロント。
ツーリストA客室について
東京九州フェリーの客室の中で最も安いクラスです。
他のフェリーでは最安クラスだと大部屋に雑魚寝形式なのですが、東京九州フェリーは、カプセルホテルに近い形式でした。
鍵がついていないので、貴重品はロッカーやフロントに預けるなどして自己責任で管理が必要ですが、個々のスペースは半個室の用になっておりプライベートがある程度確保されています。
大部屋だとどうしてもコロナのことが気になってしまいますが、個々の空間が仕切られて距離があるので、大部屋の雑魚寝よりはウイルス対策の観点でもいいかもしれません。
新しいせいか、布団も気持ちよかったですね。
ツーリストAタイプの個室 入口はカーテンを閉めることでプライベートを確保出来る 個室内に充電用のUSBだけでなくコンセントもついている。また、照明もあり。 個室は締め切っても換気ができるように換気口がついている。
大浴場について
もちろん写真は載せられないのですが、とても広々とした脱衣所・浴室があり、大浴場、露天風呂、サウナがあります。
コロナ対策のためにサウナは残念ながら解放されていませんでしたが、十分たのしむことができます。
なんと言っても、夜、星空や街の灯りを見ながら露天風呂につかれるのが気持ちよくてとってもよかったです!!
乗船後、午前1時ごろまで大浴場は開いていました。

レストランについて
注文は各席に設置されたタブレットから、レジは自動レジ、ドリンクサーバーがあるなど、先進技術をとりいれていて、好感が持てます。
僕は「刺身定食」を食べましたが、想像を裏切る美味しさでした!新鮮で満足できました。
他にもステーキやトンカツなどもあり、メニューによっては船内の厨房で調理してる様子でした。
レストランの営業時間は乗船後深夜、朝、昼、夕方。それぞれ短時間の営業です。
レストラン内にはコーヒーマシーンがあり、一杯200円で、豆から挽いたコーヒーを飲めます。
とてもリーズナブルだなぁと思いました。
(コンビニで100円で買えるようになっているので、一瞬ちょっと高い気もしてしまいますが、それは気のせいです。)
自動レジは現金とクレジットカード払いに対応していました。ただ、通信状況によってクレカが使えないこともあるらしく、念のために現金を用意しておくのがいいと思います。
僕は今回BBQを利用しませんでしたが、次回はぜひ利用してみたいですね!!
海の上で肉・野菜を焼いて食べることができます、とっても美味しそう。
事前予約制なので、乗船後すぐに予約しておきましょう。お値段がなかなかにお手頃なのも嬉しいです。
昼ごはんに食べたちゃんぽん 昼ごはんに食べたお刺身(単品) 夜ごはんに食べたお刺身定食 朝食(洋食) 注文用のタブレット端末 フェリーのレストランに設置されたコーヒーマシン。豆から挽くので美味しかったです。
テラスルーム
船前方のテラスルームでは、進行方向向きの大きな窓から海を眺めながら、ゆったりとした席でくつろげます。
カメラやスマホで写真・動画撮影をしている人が多かったです。
飲食できないので、コーヒーを持ち込んでのんびりできないのが残念ですが、本や新聞を読んだり外を眺めてぼーっとしたりするのがいいでしょう。
室内の雰囲気(照明、椅子、カーペットなどのインテリア)は落ち着いていてとても好きなのですが、音がないのが気になりました。個人的には、クラシックとか流してくれたらいいのになと思いました。

売店
品揃えは豊富とはいえませんが、乗船中に必要なものは置いています。
驚いたのは、支払いにクレジットカード、交通IC、QuickPayなどのキャッシュレス決済が使えること。
衛星通信のため若干(3秒くらい)時間はかかりますが、普段から現金をあまり持たない生活をしている僕に撮っては嬉しいですね。
※Quick Payが不具合(?)で使えないこともあるらしく、カードや現金は持っておきたいです。

デッキ
天候が穏やかな日は、船後方のデッキが解放されます。
デッキに出ると、風を感じながら海・空・波を眺めて時間を過ごせます。船の速度が速いので、天候が落ち着いていても風があって気持ちいいです。
潮風にあたって肌や髪がベタベタしてしまっても、お風呂があるので、後のことをあまり気にせずに船旅気分を満喫できます。
僕が乗船した日、天気は晴れ・風もほとんどなかったので航海中ずっとデッキに出ることができました。
日差しを浴びてお昼寝するのが気持ちよかったですね。
デッキへの出口からみた景色。煙突から煙が出ている。 反対側から見た様子。影に入って昼寝をした。
細かいこと
ネット環境
船内では基本的にはスマホの回線は繋がらないと思います。出港直後と着港2時間くらい前からはつながりました。
トイレ
とても綺麗で気持ちよく使うことができました。洋式のウォシュレット付き。
洗面台も広かったです。
固定された椅子
揺れたときに倒れたり移動したりしないように、どの椅子もチェーンで床とがっちりと繋がれていました。
レストランの椅子も固定されており、食べるときに位置を調整できないのが、少し、ほんの少し気になりました。

揺れ
東京九州フェリーは主に太平洋の沖の方(?)を航海します。
どんなに天気が良くても、航海中に波が全くないということはないと思いますので、それなりに揺れます。
船酔い・車酔いをする方は酔い止め薬が必須ですね。
また、本を読んだり手元の画面を長時間見続けると気持ち悪くなってしまうかもしれませんので、揺れが激しいときはやめた方がいいと思います。
僕は普段、滅多に車酔いをしません。今回の航海でも、気持ち悪くなることはありませんでした。
個人差はあると思いますが、21時間も船に乗っていると、揺れになれてしまうんですよね。下船後、ホテルに着いた後にも、ゆらゆら揺れているような感覚が続きました。この感覚が半日くらいは続きましたね。
下船
船が港に近づくと、下船開始時刻のアナウンスがありますので、その時刻に合わせて荷物をまとめ、忘れ物がないように客室を出ます。
駐車フロアに出られるようになると、荷物を持ってバイクを停めた場所に向かい出発の準備をします。下船時にバーコードが必要なので、最後までチケットを無くさないように注意です。
下船の準備ができると、係員の方が誘導してくださるので、その指示に従って順番に下船します。
着港は21時ごろですので、すっかり夜です。
新門司港は街灯が少なく、下船後の道が暗いので、周りに人がいないか注意しながらゆっくり港を出るのがいいでしょう。
下船後は速やかに港を出るべきだと思いますが、邪魔にならない場所を見つけて車・バイクを停め、船との写真を撮るのもいいですね。

まとめ
東京九州フェリーの予約から下船までを紹介しました。
コロナの影響で、カラオケ・フィットネスルーム・サウナなど、一部利用できない施設があるのは残念ですが、楽しい船旅となりました。
値段設定は少し高めですが、船が新しくきれいなので納得のお値段だと思います。サービスも丁寧でした!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
ではでは〜
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